ベトナム式珈琲ドリッパー

自家焙煎珈琲工房ロッシュ

2009年09月05日 20:42

こんにちは。店主です。



この器具は、ベトナム式ドリッパーです。

最近では、雑貨店などでも、見かける事があるのではないでしょうか。

これは、ベトナムにコーヒーが持ち込まれた

1860年代当時に、持ち込まれたフランス式ドッリパーなのです。

これを、ベトナム独自の方式で、点てられる様に、

なったのでは、ないでしょうか。


写真はアルミ製の値段が安いものです。
他に、ちょっとお高い、ステンレス製で、中蓋がネジ式で固定できるタイプもありますが、紛失しました。
どちらも、ベトナム土産でいただいたものです。



つくり方は、

まず、フィルターをカップにのせてセットします。

中に、落とし蓋みたいな中蓋が、入っていて、これを、外し、

中細挽きにした、深煎りの珈琲を、一人分(約10g)入れて

中蓋を、乗っけて、上からお湯を、

8分目ぐらいまで入れます。




コーヒーが一滴一滴、落ちる間、おしゃべりなどして

ゆっくり待つのが、ベトナム風です。


すべてコーヒーが落ちたら、カップからはずし上蓋におきます。

中細挽きでも、珈琲粉が少し落ちてしまいました。

粗挽きの方が良いかもしれませんが、その分珈琲が薄くなります。

ネジ式であれば、ネジの締め具合で濃さがある程度調整できます。

 (ネジを、ゆるめる=薄く、締める=濃く、なります)



ブラックで飲むと、濃いので、

あらかじめ、コンデンスミルクなどを入れて、

甘くして飲むと、より、ベトナム風を楽しめます。


今回は、牛乳を入れ、多めに出して、カフェオレにして飲んでみました。

通常は小さなカップで、1回しかお湯を入れないようですが、


現地のベトナムのカフェでは、お湯を追加でもらえるので、

日本茶のように、注ぎ足して、2杯目、3杯目を飲むそうです。

専門家の珈琲の常識からは、考えられないことですが、

私達の日本茶のように、珈琲が日常的だということなのでしょう。

大変、興味深いことです。

自家焙煎珈琲工房ロッシュ  by.店主

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